個人的には十分に「衝撃的」だったEOS Kiss X7から4年超。その間、M.フォーサーズ軍団のバッコやEOS Mとの「骨肉の争い」にさらされ、宙に浮いた形だった「EOS Kiss チンコロ系」が再デビュー! その内容はいかに! まずはキヤノンに飛ぶべし。
http://cweb.canon.jp/eos/lineup/kissx9/index.html

Kiss X7は買う寸前まで行きましたね。

画像: この局面でこんなブレブレの写真、撮るかぁ?(撮影:春日隆)

この局面でこんなブレブレの写真、撮るかぁ?(撮影:春日隆)

4年前、EOS Kiss X7を初めて手したとき、「ああ、オレ、これ買うんとちゃう?」という激情が走りました。CMJの方にもそんな宣言をしたようなしないような…。だってとにかく私が理想とする「チンコロ系一眼」でしたから。当時はオリンパスE-420(これまたチンコロ系フォーサーズの名機!)を使っていたのですが、さすがに高感度が苦しくて…。OM-D E-M5はすでにデビューしていましたが、基本的には「気のおけないプラスチッキィな」ボディが好きなんです。でも、買わなかったのは、すでにフォーサーズのレンズを何本か所有していたからでした。システムって、この部分が大きいですね。思いとどまるんですワ。

X7とのスペック比較。

画像: X7とのスペック比較。

はい、当たり前ですが、あらゆる部分でX7を凌駕しています。と同時に、X9iとの差別化にものすごい苦労も感じられます。まあ、X9に45点AFを載っけてきたら、X9iを購入した方は激怒するでしょうから。ぶっちゃけ、バリアングル液晶の搭載によりX7よりもサイズアップしたのが決定的というか致命的というか、新たなる「決断」だったのでしょう。まあ、バリアングルだと「ママのお化粧」は落ちませんからね。が、となると、EOS Mとの違いは光学ファインダー「のみ」となります。逆に言うと、X9の光学ファインダーにそれだけの魅力があるのか?ということになります。あはは。

で、どうなんよ。

画像: で、どうなんよ。

ぶっちゃけ、X7デビュー時に感じた「うわっ、なに、コレ。ちっさー。ミニムーグ、リッケンバッカー325V59、水咲奈々よりチンコロじゃん!」みたいな感動はない。画像ではOM-D E-M5(タダの5ね)と比較しているが、正直、チンコロぶりにおいてはE-M5のかませ犬的扱いだ。おそらく、E-420はそれなりにボディ厚があった(フォーサーズだったしぃCFカードだったしぃ)ので、当時はウルウルきたのだろう。チンコロ度ダウンはまぬがれ得ない。んでも、EOS 80Dと比べれば十分にコンパクツ。首からも下げられます。ということで「古式ゆかしい正当派ファミリーカメラ」という無難なオチでよろしいでしょうか? あ、月カメ8月号ではステキなネコやワンちゃんの作例が登場するからね! 

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