まずは製品の概要がよく分かる動画をご覧ください!
少し予習しましょう。「RAID(レイド)」って何ですか?
複数のHDDを仮想的に1台のHDDとして使用できる技術のこと。高速にアクセスできるRAIDや、データ保護を目的としたRAID等があります。RAID番号(1ー6)、番号によって機能が異なります。同じメーカーで同じ容量のHDDを使用し、最初に決めた台数のHDDでRAIDを構築。RAID5などでは総容量から障害時の対応領域を確保するため、使用できる容量が減ります。要はデータ損失を防ぐためのバックアップシステムです。
これがストレージケース「Drobo 5t」の単体です
Drobo 5Dt本体は幅150.3×高さ185.4×奥行き262.3mmで重さ:3.9kg(HDD、電源アダプター、パッケージ含まず)。Drobo5Dtはとても自由度の高いRAIDを構築できるHDDケースで、マッキントッシュのthunderbolt・USB3.0で接続ができるタイプのHDDケースです。
Drobo 5Dtの前カバーを外してみました。
前面のカバー(右)を外すと、スロットが表れます。Drobo5Dtは5つのスロットを備えています。このDrobo 5Dtに採用されるBeyondRAIDでは、途中でHDDを追加することができます。当初予定より、大容量のデータを保存しなくてはならなくなった場合、新たに別のHDDケースを用意するのではなく、HDDだけを追加することで済むという点も自由度の高い運用が可能になります。理論上の最大のサイズはなんと、64TBまで対応します。
上から3列目のスロットに2.0TBのハードディスクを装填しているところです。自由度の高いDroboでは「Drobo Migration」という機能を搭載しており、旧製品からHDDを入れ替えるだけで新しい製品でそのまま使用できるのです。RAIDと聞くと、設定やトラブル時の復旧に不安を覚える方も多いと思いますが、Droboでは普通の外付けHDDを使用するように、RAIDを構築したストレージを簡単に使用することができます。
128GBのキャッシュを搭載しているので快速データ転送が可能に!
Drobo5Dtホットデータキャッシュという128GBのキャッシュを搭載しているため、かなり体感的に速いデータ転送ができました。
実際にノートパソコンとつないでみると、こんな画面になります!
アップル・マッキントッシュのノートタイプパソコンに表示されたDroboのステータス画面。画面では上から1TB、500GB、2TBのハードディスクが装填されて、下2つは空の状態であることを表示しています。
ストレージケース「Drobo 5Dt」の主要スペックです
●ドライブベイ:5●ホットデータキャッシュ機能:有(128GB)●ハードディスクドライブ:3.5インチSATA 3Gb/s、6Gb/s、4Kn HDD対応●ソリッドステートドライブ(SSD):使用可能(ただし2.5インチドライブ使用の場合には3.5インチ変換アダプターが必要)●最大使用可能容量:64TB●インターフェース:USB3.0×1、Thunderbolt2×2●サポートOSシステム:Mac OS X 10.9 以降 / Windows 10(32/64bit) / Windows8/8.1(32/64bit) / Windows 7(32/64bit)●ファイルシステム:Mac OS X:HFS+ / Windows:NTFS●管理用ソフトウエア:Drobo Dashboard(Windows、MacOS X)●大きさ:幅150.3×高さ185.4×奥行き262.3mm●重さ:3.9kg(HDD、電源アダプター、パッケージ含まず)●保証期間:3年間●価格:オープンプライス(実勢価格12万円前後)
撮影と解説は写真家・西尾豪(2405)さんです
1978年、奈良県出身。大阪電気通信大学短期大学部卒業。サラリーマン生活を経て写真家・鯨井康雄氏のアシスタントとなる。2004年に独立し㈱2405を設立。ポートレート撮影のエキスパートであり、パソコン、電機関連に精通している理系写真家。