これまでワイド側は超広角かしか選べなかったGFレンズ群にシリーズ6本目となる35mm判換算36mm相当の扱いやすい広角レンズ・GF45mmF2.8 R WRが加わった。本誌人気連載企画「どっちのレンズショー」レポーター・諏訪光二氏によるファーストインプレッションをお届けする。
画像1: <諏訪光二 ファースト・インプレッション>
高画質だが小型軽量! ラクラク・スナップの中判用広角レンズ! 
フジノンレンズ GF45mmF2.8 R WR

主な仕様

●レンズ構成:8群11枚(非球面レンズ:1枚、EDレンズ:2枚)●焦点距離:45mm(35mm判換算36mm相当)●画角:62.6°●最小絞り:F32●絞り羽枚数:9枚(円形絞り)●最短撮影距離:45cm●最大撮影倍率:0.14倍●最大径×長さ:約ø84.0×88.0mm●質量:約490g●フィルターサイズ:ø62mm●防塵・防滴構造●耐低温構造(マイナス10℃)■実勢価格:22万860円 *2017年10月下旬、大手量販店にて編集部調べ

ファン待望のレンズ!

中判というとプロの業務用といったイメージが強いかもしれないが、組み合わせるGFX 50Sの軽量・コンパクトさも相まって、ファッションや風景などにとどまらず、ストリートスナップだって気軽に撮れてしまう。まさにファン待望のレンズが登場したと言えるだろう。実際に肩に掛けて歩いてみると、中判ということを感じさせないフットワークで撮影できた。もちろん画質は高画質だ!

非球面レンズ1枚と2枚のEDレンズの採用でコンパクトながら高い画質を実現。ナノGIコーティングで逆光耐性も高く、ヌケもいい描写だ。

画像: 周辺までシャープネスは高くMTFを見なくてもすぐにその画質の高さがわかる。

周辺までシャープネスは高くMTFを見なくてもすぐにその画質の高さがわかる。

「WR(Weather Resistant )」の名前のとおり、本レンズは防塵・防滴構造を持っており、10カ所にシーリングが施され、しかもマイナス10度までの耐低温構造を実現。アウトドア、悪天候、何でもござれだ!

画像: 深い赤からビビッドな赤まで、ていねいに色と階調を再現。軽快に歩き、気になったらシャッターを切る。そんなスナップの基本的な撮影スタイルを可能にしてくれるのがこのレンズだ。 ■絞り優先AE(F5.6 1/60秒) マイナス1.0露出補正 WB:オート ISO640 フィルムシミュレーション:PROVIA

深い赤からビビッドな赤まで、ていねいに色と階調を再現。軽快に歩き、気になったらシャッターを切る。そんなスナップの基本的な撮影スタイルを可能にしてくれるのがこのレンズだ。
■絞り優先AE(F5.6 1/60秒) マイナス1.0露出補正 WB:オート ISO640 フィルムシミュレーション:PROVIA

画像: 明るさや光源の異なるたくさんの反射の階調を、やはり丁寧に再現。ヌケも良く、光源があってもフレアーやゴーストも見られない。周辺までゆがみもなく非常に素直な描写はどんなジャンルもこなせるだろう。 ■絞り優先AE(F5.6 1/30秒)  マイナス0.3露出補正 WB:オート ISO800 フィルムシミュレーション:PROVIA

明るさや光源の異なるたくさんの反射の階調を、やはり丁寧に再現。ヌケも良く、光源があってもフレアーやゴーストも見られない。周辺までゆがみもなく非常に素直な描写はどんなジャンルもこなせるだろう。
■絞り優先AE(F5.6 1/30秒)  マイナス0.3露出補正 WB:オート ISO800 フィルムシミュレーション:PROVIA

諏訪 光二

1968年・東京生まれ。日本大学芸術学部写真学科中退後フリーに。広告撮影や雑誌撮影をしながら写真専門誌にて原稿を執筆。銀塩写真時代から25年以上各種セミナー講師を勤める。EIZO社 ColorEdgeグローバルアンバサダー。HGST社 G-Technologyアンバサダー。多摩美術大学非常勤講師。京都造形芸術大学講師。
SAMURAI FOTO会員ホームページ:https://www.lightparty.jp/

*月刊カメラマン12月号(11月20日発売予定)に「GF45mmF2.8 R WR」の詳細レポートを掲載しますので、お楽しみに!

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