青葉薫る季節、写真家・山口規子さんが青森各地を旅して名勝・奥入瀬渓流、蔦沼、青森のグルメなどをニコンD7500+キットレンズだけで撮影してくれました。そして旅の先々で心に残ったシーンをD7500で撮影し、カメラとレンズの使い勝手をインプレッションしてくれました。

まずD7500で「蔦沼」の水面の表情を捉えてみました。

画像: まずD7500で「蔦沼」の水面の表情を捉えてみました。

▲蔦温泉近い「蔦沼」は紅葉の名所として知られる静かな沼。水面の一瞬を捉えました。
■AF-S DX NIKKOR 18-140mm/f3.5-5.6G ED VR(以下同) 48mm(35mm換算の焦点
距離72mm相当)絞りF8 1/500秒 WB:電球 ISO400

奥入瀬渓流で水の表情と新緑を捉えてみました

画像: 奥入瀬渓流で水の表情と新緑を捉えてみました

▲名勝・奥入瀬渓流。絞りこみ、スローシャッターで水の表情と鮮やかな緑を狙ってみました。
■100mm(35mm換算の焦点距離150mm相当)絞りF20 0.62秒 WB:晴天 ISO100

青森市「ねぶたの家 ワ・ラッセ」にて

画像: 青森市「ねぶたの家 ワ・ラッセ」にて

▲ねぶた祭りに出陣した作品が居並び、ねぶたの歴史も学べる同施設にて撮影。D7500の色再現性に感心。
■ 24m m( 35 m m 焦点距離36 m m 相当) 絞りF5.6 1/640 秒 WB:AUTO1  ISO1600

ニコンD7500って、どんなカメラ?

画像: ▲2017年6月9日のニコンD7500(写真はAF-S DXNIKKOR 18-140mm/f3.5-5.6G ED VRを装着したレンズキット)。価格は16万円前後(ボディ・税込)/18-140mmレンズキットは20万円前後(税込)。 www.nikon-image.com

▲2017年6月9日のニコンD7500(写真はAF-S DXNIKKOR 18-140mm/f3.5-5.6G ED VRを装着したレンズキット)。価格は16万円前後(ボディ・税込)/18-140mmレンズキットは20万円前後(税込)。

www.nikon-image.com

D7500の主要スペック&特長
●撮像素子はニコンDXフォーマット(APS-Cサイズ)
●有効画素数は2088万画素(D500と同じ)
●画像処理エンジンは最新のEXPEED 5
●連写速度は最高約8コマ/秒
●常用ISO感度はISO100~51200
●AFエリアモードに上位機種同様の「グループエリアAF」追加
●AEセンサーはD500と同じ180KピクセルRGBセンサー
●ピクチャーコントロールに「Auto」を新たに追加
●4K UHD(3840×2160)/30pなど動画機能を強化
●上位機種同様「AF微調整の自動設定」「ハイライト重点測光」
●4つの合成モードで最大10コマの画像を重ねる「多重露出」
●蛍光灯などの影響を軽減する静止画の「フリッカー低減機能」

D7500を初めて使ってみました!

「山口さんの部屋はスーツケースだね」とよく冗談で言われます。たしかに撮影取材で1年の半分くらいは海外、国内を問わず旅の空の下。今回は発売されたばかりのニコンD7500のレンズキット(AF-S DX NIKKOR 18-140mm/f3.5-5.6G ED VR)をお供に青森を旅して撮影してきました。

まずD7500の第一印象は「小型・軽量、ホールドしやすい!」。普段は仕事でニコンD5、D500などを使っていますが、D7500とキットレンズのコンビは今回のような旅撮影にはピッタリですね。ボディが小型・軽量だと「もう少し先まで歩いてみよう」と思い、同じ被写体を追いかけてもフットワークが良くなって、違う視点で撮影することができます。

ボディのグリップ部が握りやすいのも好感が持てます。特に右手小指がしっかりとかかるので快適に撮影できました。意外と小指が大事! 実際にD7500で撮影してみると2点が印象に残りました。まずは高画質なこと。最新の画像処理エンジンEXPEED 5と新たに搭載されたピクチャーコントロール
「オート」のコンビネーションはプロ機に匹離するほど秀逸です。

人物の肌色をしっとりと柔らかく表現し、食べ物(魚介類など)の質感表現などは「さすが最新モデルだな」と唸りました。「オート」というとすべてのピクチャーコントロールの中の「オート」と勘違いしがちですが、あくまでも「スタンダード」に対してのオートなので、勘違いしないように「ス
タンダード・オート」とでも、自分の中で改名してしまうのもコツですね(笑)。

画像: ▲青森市新町のお食事処「四季の千成」のご主人、成田政隆さん。素敵な笑顔です。 ■23mm(35mm焦点距離34mm相当)  絞りF4.5 1/100秒 WB:AUTO1 ISO1600

▲青森市新町のお食事処「四季の千成」のご主人、成田政隆さん。素敵な笑顔です。
■23mm(35mm焦点距離34mm相当)  絞りF4.5 1/100秒 WB:AUTO1 ISO1600

また「ニュートラル」「ビビッド」「風景」「ポートレート」「フラット」など試し、「オート」の特性を把握した上でのトライをお勧めします。

さらに感心したのは高感度の特性です。D7500は常用ISO感度が100-51200と謳っていますが、私の実用域であるISO12800でも美術館の暗い場所でも充分な画質を得ることができて、感心しました。

また、チルト式の液晶モニターとタッチパネルのコンビもいいですね。ハイアングルやローアングルでのライブビュー撮影時に、フォーカスポイントの任意の移動、タッチシャッターが可能なので重宝しました。

そして再生画面のスワイプやピント確認のための拡大(ピンチアウト)も便利ですね。今回は「これ1本で撮ろう」と決めたキットレンズAF-S DX NIKKOR 18-140mm/f3.5-5.6G ED VRも旅には便利な焦点距離です。本当に「気軽な旅なら、これ1本で充分」。

画像: ▲青森市堤町のフランス料理店「ポミエ」で「下北産釣りサクラマスのコンフィと山菜のマリネ」(手前)と「県産のガーリックポークのカリカリローストと地場産焼野菜添え」。サクラマスは桜田康孝オーナーシェフが自 ら釣り熟成させて、腕をふるった逸品。美味でした。 ■62mm(35mm焦点距離93mm相当)  絞りF11 1/80秒 WB:AUTO1 ISO400

▲青森市堤町のフランス料理店「ポミエ」で「下北産釣りサクラマスのコンフィと山菜のマリネ」(手前)と「県産のガーリックポークのカリカリローストと地場産焼野菜添え」。サクラマスは桜田康孝オーナーシェフが自
ら釣り熟成させて、腕をふるった逸品。美味でした。
■62mm(35mm焦点距離93mm相当) 絞りF11 1/80秒 WB:AUTO1 ISO400

画像: ▲青森市安方の名店「三ツ石」にて「帆立貝焼き味噌」。香り、色、食感、お味に魅了されました。お値段は500円。 ■140mm(35mm焦点距離210mm相当)  絞りF 1 1  1 / 8 0 秒 W B:AUTO1 ISO400 スピードライトSB-5000使用

▲青森市安方の名店「三ツ石」にて「帆立貝焼き味噌」。香り、色、食感、お味に魅了されました。お値段は500円。
■140mm(35mm焦点距離210mm相当)  絞りF 1 1  1 / 8 0 秒 W B:AUTO1 ISO400 スピードライトSB-5000使用

また通常ならマイクロレンズを使う料理写真などにも思いのほか近寄ることができ、苦になりませんでした。35mm判換算で27-210mm相当という画角は奥入瀬の滝撮影では、いろんなアプローチができて重宝しました。

今後「機材は軽くしたいけど、しっかりとした撮影機能は確保したい」。そんな撮影取材時にはD7500+キットレンズという選択肢が増えたことを今回の青森撮影取材で実感できました。(談)

ニコンD7500を持って旅をしたのは写真家・山口規子さん

画像: ニコンD7500を持って旅をしたのは写真家・山口規子さん

栃木県生まれ。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業後、文藝春秋写真部を経て独立。現在は女性ファション誌、旅行誌、広告を中心に活躍中。透明感のある独特な画面構成に定評がある。『イスタンブールの男』で第2回東京国際写真ビエンナーレ入選、『路上の芸人たち』で第16回日本雑誌写真記者会賞受賞。著書に1つのホテルが出来上がるまでを記録したドキュメンタリー『メイキング・オブ・ザ・ペニンシュラ東京』、『奇跡のリゾート 星のや竹富島』や東京お台場に等身大ガンダムが出来上がるまでを撮影した『Real-G 1/1scale GUNDAMPhotographs』など。また『京都嵐山吉兆・春夏秋冬の食卓』『家庭で作るサルデーニャ料理』『他郷阿部家の暮らしとレシピ』など料理や暮らしに関する撮影書籍も多数。JALカード旅写真コンテスト審査員。旅好き、猫好き、チョコレート好き。公益社団法人日本写真家協会会員。

This article is a sponsored article by
''.