お気軽な手持ちマクロ。んじゃ、そろそろ外に出てみよう!でも、花や虫(そもそも撮れないが)、ましてや「料理」なんて撮るのはハナから「負け」を認めたようなもの…と意気込んでいたものの、いやー、ダメだったわ。オレも撮ります、ヤキトリ…。

タイトルバック:出がけに一升瓶を集積所に持ってゆけとのオファーがあったので、玄関のドアを出てまず1枚。プラス2.3露出補正がイイ感じも、これでは屋外だかなんだか分からないので意味ナシ。

★それって広角が正解じゃーん

画像: 腕をプルプルさせながら待つも、ハトもトンボも飛行機もフレームに入ってこない。だって60mmの画角だから…。

腕をプルプルさせながら待つも、ハトもトンボも飛行機もフレームに入ってこない。だって60mmの画角だから…。

画像: ズームレンズのほうがはるかに使い勝手が良いような。

ズームレンズのほうがはるかに使い勝手が良いような。

画像: 「人もいないのに、たっくさん顔認識表示が出るトンネルや地下道って、あるよね」(広田泉氏談)これではただの標準レンズで撮った画像だ。

「人もいないのに、たっくさん顔認識表示が出るトンネルや地下道って、あるよね」(広田泉氏談)これではただの標準レンズで撮った画像だ。

屋外で撮るってからには、手前にメインの被写体がバーンとあって、背後に面白い添景…というのが王道でしょう。でもね、それってまんま広角レンズの得意ワザのような気がするの。それにコッチはそもそも標準レンズ(35mm判換算60mm)だから、デフォルメの効果とか望めない。ひたすら被写体に寄るしかないのだが、そうなると今度は背景がほぼ分からなくなる。かといってフツーにとればフツーの標準レンズでしかない。

★無理クリマクロ

画像: やっとブレずに撮れた1枚。どうやっても背景は大きくボケるので、背景が「傘を差したおばあさん」でも「走り行くバイク」でも関係なくなる。

やっとブレずに撮れた1枚。どうやっても背景は大きくボケるので、背景が「傘を差したおばあさん」でも「走り行くバイク」でも関係なくなる。

画像: なぜかここで定番だと思ったのが公園等の「水道の蛇口」。でも、ここは背景に「渡り鳥の編隊飛行」がゼッタイ欲しい。

なぜかここで定番だと思ったのが公園等の「水道の蛇口」。でも、ここは背景に「渡り鳥の編隊飛行」がゼッタイ欲しい。

画像: こうなると悲しみを通り越して笑うしかない。自宅でギターの写真を撮っている方が100倍楽しい。

こうなると悲しみを通り越して笑うしかない。自宅でギターの写真を撮っている方が100倍楽しい。

やっぱ「マクロならでは」という観点から考えれば、ひたすら寄るしかない。が、屋内よりはるかにブレやすいし、街中でヘンな動きをしていると、このご時世、通報されるおそれもある。でもって、寄って撮ったところでそんなに報われるのかというと…まったく報われていない気がする。やっぱり素直に「セミの抜けガラ」とか「アジサイ」を撮るのが正解なのでしょうか?

★標準レンズ1本勝負としてイチから出直す

画像: なんとなくゴマカす。

なんとなくゴマカす。

画像: 斜光でゴマカす。

斜光でゴマカす。

画像: アートフィルターでゴマカす。

アートフィルターでゴマカす。

というワケで、完敗。アイデアナシ。カメラ雑誌の編集者、この程度です。マクロレンズ=花、虫、あるいは趣味の小物撮影というのがよーく分かりました。「屋外」で「手持ち」で「通報」されずに撮れるような写真は思い浮かびませんでした。ええ、これからは標準レンズとしてフツーに撮ります。勉強します。写真学校の生徒さんとか若いお嬢さんが首から50ミリレンズをぶら下げている、あーゆー感じですかね。違いますか?

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