写真家・小川晃代さんはトリマー、ドッグトレーナーなど様々な動物に関する資格を持つ、ペット撮影のエキスパート。今までに撮影した頭数は3万以上に及び、ペット撮影ノウハウの著書も多い。そんな小川さんにペット撮影のコツのさわりを聞いてみました。

初心者は猫カフェに行ってみよう!

画像: ネコジャラシでじゃらしながら、カメラ目線になった瞬間をハイアングルからパチリ! ■キヤノンEOS 7D EF-S 17-55mmF2.8 IS シャッター速度優先AE (1/250秒)WB:オート ISO800

ネコジャラシでじゃらしながら、カメラ目線になった瞬間をハイアングルからパチリ!
■キヤノンEOS 7D EF-S 17-55mmF2.8 IS シャッター速度優先AE (1/250秒)WB:オート ISO800

「ペット写真を撮りたいけどペットを飼っていないんです」そういう方には猫カフェをお薦めします。猫カフェでは一緒に遊んだり、気軽に撮影することができるのです。猫カフェに入ったら、まずはネコたちの自然な様子を撮影しましょう。

画像: 望遠レンズ+開放F値で背景をボカし、被写体を引き立たせた。 ■キヤノンEOS 7D EF70-200mmF2.8L IS  絞り優先AE (F2.8)WB:オート ISO1600

望遠レンズ+開放F値で背景をボカし、被写体を引き立たせた。
■キヤノンEOS 7D EF70-200mmF2.8L IS  絞り優先AE (F2.8)WB:オート ISO1600

ほとんどのネコが人に慣れているので、かなり近づいて広角レンズで撮影することも可能です。猫カフェ内には他のお客さんもいるので、写り込んでしまう場合には望遠レンズに替え、絞りを開放値に設定、背景をぼかして撮影したいですね。

画像: キャットタワーの穴の中で、ネコの瞳が大きくなった瞬間を撮影。 ■キヤノンEOS 7D EF-S 17-55mmF2.8 IS シャッター速度優先AE (1/320秒)WB:オート ISO4000

キャットタワーの穴の中で、ネコの瞳が大きくなった瞬間を撮影。
■キヤノンEOS 7D EF-S 17-55mmF2.8 IS シャッター速度優先AE (1/320秒)WB:オート ISO4000

ネコちゃんは興奮した時、暗い場所で瞳が大きくなります。猫カフェでは基本的にストロボ撮影がNGなので、暗いようならISOを高感度にし、シャッター速度を1/250秒以上にしてブラさないように注意しましょう。

オモチャやオヤツなどを使い、ペットを擬人化して撮る!

画像: 踊っているようなネコ。ネコじゃらしを激しく動かし、興奮した瞬間を撮影した。 ■キヤノンEOS 7D EF70-200mmF2.8L IS シャッター速度優先AE (1/250秒)WB:オート ISO640

踊っているようなネコ。ネコじゃらしを激しく動かし、興奮した瞬間を撮影した。
■キヤノンEOS 7D EF70-200mmF2.8L IS シャッター速度優先AE (1/250秒)WB:オート ISO640

動物たちをよく観察していると、まるで人間のようにたくさんの表情を見せてくれます。ペットの場合は、ある程度コントロールして表情を引き出すことが可能です。ネコの場合は、ネコじゃらしを使って表情を引き出します。興奮して口を開けた瞬間が叫んでいるように見えたり、手を出したしぐさが踊っているように見えたりします。

画像: 上目づかいをする子イヌ。イヌは黒目部分が多いが、白が出るとより表情豊かに見える。 ■キヤノンEOS 7D EF-S 17-55mmF2.8 IS 絞り優先AE (F2.8)WB:オート ISO1250

上目づかいをする子イヌ。イヌは黒目部分が多いが、白が出るとより表情豊かに見える。
■キヤノンEOS 7D EF-S 17-55mmF2.8 IS 絞り優先AE (F2.8)WB:オート ISO1250

イヌの場合はオモチャやオヤツを使っての撮影が有効です。オモチャを噛ませたり、音を鳴らして興味を引き、さまざまな表情を引き出しましょう。普段聞いたことのない音を聞かせると、首を傾げたり不思議そうな表情を見せてくれます。

画像: 「うぇぇ!!」と、まずい物を食べた時のような顔。実際は大きなあくびをした瞬間です。 ■キヤノンEOS 7D EF70-200mmF2.8L IS 絞り優先AE (F6.3)WB:オート ISO100

「うぇぇ!!」と、まずい物を食べた時のような顔。実際は大きなあくびをした瞬間です。
■キヤノンEOS 7D EF70-200mmF2.8L IS 絞り優先AE (F6.3)WB:オート ISO100

撮影と解説は小川晃代さん

画像: 撮影と解説は小川晃代さん

小川さんはトリマー、ドッグトレーナーをはじめ様々な動物資格を保持するペット専門フォトグ ラファーの「ペトグラファー」。 今までに撮影した頭数は3万頭以上に及ぶ。著書には「ころころマンチカン」「いぬのココロがわかる本」「ねこのココロがわか る本」(ぶんか社)、「ペトグラファーが教える ペットの可愛い撮り方」(日本カメラ社)、「ねこもふ。ごーじゃす」(宝島社)他がある。
https://www.facebook.com/animallagoon

もっと詳しく知りたい方は月刊カメラマン2017年6月号別冊付録で!

画像: 今回紹介したノウハウはほんの一部です。もっとペット撮影を詳しくお知りになりたい方は上掲の月刊カメラマン2017年6月号別冊付録「ペット撮影ポケット・ガイド」をご覧ください。  www.motormagazine.co.jp

今回紹介したノウハウはほんの一部です。もっとペット撮影を詳しくお知りになりたい方は上掲の月刊カメラマン2017年6月号別冊付録「ペット撮影ポケット・ガイド」をご覧ください。

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